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レポートを作る

SQL とグラフを載せたレポートを AI に作らせるか自分で書き、公開範囲を決めて共有する

レポートには、文章と SQL とグラフ、地図をまとめて載せられます。ショーケースに並ぶレポートと同じ形式で書けます。作ったレポートは queria.io/reports/<ID> で開けます。ID はレポートを作ったときに付く英数字の並びです。

レポートを作るにはログインが要ります。

AI に作らせる

  1. Claude や ChatGPT に Queria を接続します(AI チャットから使う)
  2. チャットで調べたいことを頼みます。AI が Queria のデータを集計し、表とグラフを非公開のレポートに保存して URL を返します
  3. 直したいところは同じチャットで頼みます

別のチャットから続けるときは、レポートの右上の「AI で続ける」で依頼文をコピーし、AI チャットに貼って頼みたいこと(深掘り・直し・続きなど)を書き足します。このボタンはレポートを編集できる人(レポートを持つアカウントのメンバー)にだけ出ます。

ヘッダーの「+」(AI で分析する)を押すと(画面が狭いときは右上のメニューの「AI で分析する」)、接続方法と Claude・ChatGPT へのリンクが出ます。保存されたレポートはアカウントメニューの「あなたのレポート」に並びます。

自分で書く

  1. 「AI で分析する」画面の下の「自分で書く」を押します。アカウントメニューの「あなたのレポート」(queria.io/accounts/<ハンドル>/reports)で「新しいレポート」を押しても同じです
  2. 本文を書いて「保存する」を押します

保存するとレポートが開きます。右上の「編集」から書き直せます。

組織アカウントのレポートは、その組織の「レポート」タブの「新しいレポート」から作ります(「自分で書く」は自分の個人アカウントのレポートになります)。作れるのはその組織のメンバーです。

公開用の名前は、公開用の名前を付けるで説明します。

エリア分析で地点を選んだあと「レポートとして保存」を押すと、その地点と範囲を入れた map ブロック(地図を載せる)入りで新しいレポートが開きます。「保存する」を押すと、非公開のレポートとして残ります。

公開されたレポートを複製する

公開されているレポートを開いて右上の「複製して編集」を押すと、そのレポートの本文を入れた新しいレポートの編集画面が開きます。SQL の地域コードや題を書き換えて「保存する」を押すと、自分のレポートとして残ります。保存したときの公開範囲の既定は非公開です。

  • 複製したレポートには、元のレポートへのリンク(「○○」から複製)が出ます。元のレポートが非公開になると出なくなります
  • 元のレポートの「複製して編集」の横には、複製された数が出ます
  • 本文の画像は複製されません。図表は SQL から描き直されます
  • 複製できるのは公開のレポートだけです。メンバー限定と非公開のレポートには「複製して編集」が出ません

本文の書き方

本文は Markdown で書きます。先頭のフロントマターに題名・概要・使うデータセットを書き、SQL はコードブロックで書きます。

---
title: 都道府県別の人口
description: 都道府県ごとの人口を並べます
tags: [人口]
datasets:
  - queria/e_stat as e_stat
---

## 人口の多い都道府県

```sql
SELECT ...
FROM e_stat.<スキーマ>.<テーブル>
```
  • グラフの書き方はグラフと地図を描くを見てください
  • title(題名)と description(概要)は必須です。どちらかが無いと保存できません
  • datasets に書いたデータセットだけを SQL から参照できます。<ハンドル>/<データセット名> as <別名> の形で書き、SQL では別名を使います
  • datasets に書いたのに SQL で使っていないもの、SQL で使っているのに datasets に無いものがあると、保存できません
  • format は書き方のバージョンです。書かなければ最新のバージョンで読み、保存したときに format: 1 のように今のバージョンが書き足されます。あとで書き方のバージョンが上がっても、保存済みのレポートはそのときのバージョンのまま表示されます
  • レポートの著者は、レポートを持つアカウントで表示されます。公開日と更新日も、実際に公開・保存した日で表示されます。フロントマターに author や publishedAt を書いても表示には使いません。tags も省けます

地図を載せる

map のコードブロックを書くと、地点のまわり(円、または徒歩・自転車・車で何分の到達圏)に住む人口・世帯、年齢構成・世帯構成・住まい、地価を地図つきで出せます。読む人は地図をクリックするか、地図の左上の検索欄で駅名・地名・住所を探して地点を動かし、その場で数え直せます。地名は「三沢」「吉祥寺」のように大字・町の名前だけでも探せます。番地まで探すときは市区町村名から書きます(例: 日野市三沢1丁目、新宿区西新宿2-8-1)。住居表示の地域は「番」「号」まで、それ以外は町字(丁目まで)の代表点に動きます。エリア分析の画面でも同じ検索欄が使えます。「エリア分析で開く」でその地点のままエリア分析に移れます。

```map
type: around
lng: 139.393896
lat: 35.679414
radius: 1000
caption: 日野駅から半径1km
```
  • 中身は YAML で、type: around に書けるのは lng / lat(経度・緯度。日本の範囲の数)、radius(半径。m の整数で 100〜3000)、walk / bike / car(到達圏の分)、show(出す項目)、layers(重ねるレイヤー)、caption(任意の見出し)です。ほかのキーがあると保存できません
  • 人口は国勢調査の町丁目ごとの値を、範囲に重なる面積の割合で配分して数えます
  • 年少人口比率・高齢化率と、世帯構成・住まいの割合には、比べる市区町村全体の値も並べて出します。比べるのは範囲の人口がいちばん多い市区町村(政令市は区)で、その市区町村全体の国勢調査の値を配分せずにそのまま使います
  • 地図が使うデータセットは datasets に書かなくてかまいません
  • 公開データだけを使うレポートでは、保存したときの地図の数字を読む人に先に出します。読む人が地点を動かすと、その場で数え直します
  • 地価の調査地点は、はじめは地図に出ません。Pro なら、地図の上の「地価」ボタンを押すと地図に出せます。無料では地価はレポートにだけ出ます

出す項目を選ぶ

show に、年齢構成(age)・世帯構成(households)・住まい(housing)・地価(land_price)のうち出したいものを書きます。書かなければ全部出します。総人口・世帯と町丁目の一覧はいつも出ます。外した項目は数えないので、地図が早く出ます。項目を選ぶのは Pro の機能です。選んだレポートは誰でも読めます。

世帯構成は国勢調査の一般世帯を、単身・夫婦のみ・夫婦と子供・ひとり親と子供・その他に分けて、1 世帯あたりの人数と一緒に出します。住まいは、住宅の所有(持ち家・民営借家・公営や UR の借家、社宅など)を住宅に住む一般世帯の数で、建て方(一戸建・共同住宅の階数別・長屋建など)を主世帯の数で出します。

```map
type: around
lng: 139.393896
lat: 35.679414
radius: 1000
show: [age, land_price]
```

エリア分析の画面でも、Pro なら右上の「表示する項目」から同じように選べます。選んだ内容は URL に残るので、そのまま共有できます。無料では標準の項目をすべて出します。

到達圏(Pro)

radius の代わりに walk(5・10・15・20 分)、bike(5・10・15 分)、car(10・15・20・30 分)のどれか 1 つを書くと、道のりで何分で行けるかの範囲で数えます。到達圏を書けるのは Pro と団体のプランのアカウントだけです。プランが切れても、保存済みの到達圏はそのまま残してレポートを直せます(到達圏を足したり条件を変えたりするときだけ Pro が要ります)。

```map
type: around
lng: 139.393896
lat: 35.679414
walk: 10
radius: 1000
caption: 日野駅から徒歩10分
```
  • 保存したときの到達圏の結果は、無料のアカウントやログインしていない人も見られます
  • 地点を動かして到達圏で数え直せるのは Pro と団体の人だけです。それ以外の人が地点を動かすと、radius の円で数えます(radius を書かなければ 1km)
  • 1 つのレポートに地図をたくさん置くと、レポートを開くのが遅くなります

SQL の結果を地図に置く

type を省く(type: map と書いても同じ)と、レポートの sql id= の結果をレイヤーにして地図に重ねられます。行の置き場所は、地域コードの列か経緯度の列で決めます。

```sql id=pop
SELECT lg_code, city_name, population FROM ...
```

```sql id=shops
SELECT name, lon, lat FROM ...
```

```map
type: map
caption: 市区町村別の人口と店舗
layers:
  - from: pop
    area: city
    code: lg_code
    color: population
    label: city_name
    name: 人口
  - from: shops
    lng: lon
    lat: lat
    name: 店舗
```
  • from は sql id= の名前です。レイヤーは書いた順に重なり、後ろのものが上に来ます
  • 置き方は area と code か、lng と lat のどちらか 1 つです
    • area は prefecture(都道府県)、city(市区町村)、small_area(町丁・字)のどれかで、code にその地域コードの列を書きます。都道府県は 2 桁、市区町村は 5 桁(6 桁の団体コードでもかまいません)、町丁・字は国勢調査と同じ 9 桁か 11 桁です。数の列で先頭の 0 が落ちていても読めます
    • lng と lat には経度と緯度の列を書きます
  • color に数の列を書くと、その値で色を分けます。label の列はマウスを乗せたときに出ます。name は凡例の名前です。どれも省けます
  • 地図の中心(lng / lat)と縮尺(zoom)は省けます。省くと、データが全部入る位置に合わせます
  • 境界のデータセットは datasets に書かなくてかまいません
  • 地図はグラフと同じように、公開データだけを使うレポートなら保存したときの結果を出します。sql id= の名前は __ で始められません(地図が使います)

地図の上で地点のまわりを数える

around: を書くと、地図に商圏のレポートが付きます。自分の SQL の結果(店舗の位置や地域ごとの値など)を重ねたまま、地点のまわりの人口などを数えられます。

```map
type: map
caption: 日野駅から半径1km
layers:
  - from: shops
    lng: lon
    lat: lat
around:
  lng: 139.393896
  lat: 35.679414
  radius: 1000
```
  • around: に書けるのは lng / lat、radius、walk / bike / car、show で、意味は上の type: around と同じです
  • around: を書いた地図は地点に合わせて表示するので、地図の側に lng / lat / zoom は書けません
  • 上の type: around は、この書き方の省略形です。どちらで書いても同じ地図になります

読む人が値を選べるようにする

input のコードブロックを置くと、その場所に選択肢か数の入力が出ます。本文の SQL・グラフ・地図には ${名前} と書いて、選ばれた値を入れます。読む人が値を変えると、その値で SQL を実行し直して図表を描き直します。

```input
name: city
label: 市区町村
options:
  - { value: "13229", label: 西東京市 }
  - { value: "13201", label: 八王子市 }
```

```sql
SELECT * FROM e_stat.<スキーマ>.<テーブル>
WHERE lg_code = ${city}
```
  • name は英小文字で始め、英小文字・数字・_ で書きます。label は入力の横に出す名前で、省略すると name が出ます
  • options を書くと選択肢(200 個まで)になります。value だけを並べてもかまいません(options: [2020, 2015])
  • min と max を書くと数の入力になります。step で刻みを決められます
  • default は最初に選ばれている値です。省略すると最初の選択肢か min になります
  • SQL では、文字列の値は '13229' のように引用符付きで、数はそのまま入ります。sql id=<名前> のブロックにも書けるので、そこから作る表・グラフ・地図のレイヤーがまとめて変わります
  • グラフでは、"${city}の人口" のように文の中に書くと選択肢の label(西東京市)が入ります
  • 地図(map)では lng / lat / radius / zoom / walk / bike / car に書けます。選択肢のどれを選んでも地図が作れるかを保存のときに確かめ、作れない値があると保存できません
  • input に無い名前を ${...} で書くと保存できません

選んだ値はレポートの URL に ?city=13201 のように残るので、その URL を送ると同じ値で開けます。選択肢に無い値や範囲の外の値が URL に書かれていても、default の値で開きます。

図表の結果を保存してあるのは default の値のときだけです。ほかの値を選ぶと、その場で SQL を実行して表示します。PDF に書き出すと、入力の代わりに「市区町村: 八王子市」のように選んだ値が文字で出ます。

絵文字と検索の設定

編集画面の「絵文字」と「検索エンジンに載せる」で設定します。本文のフロントマターに書いても同じです。

emoji: "🏫"     # レポートの絵文字。省略すると 📊
search: false   # 検索エンジンとショーケースに載せない。省略すると載せる
  • 絵文字は、SNS で共有したときのカード画像と、レポートの末尾に並ぶ同じ著者のほかのレポートの一覧に出ます。絵文字 1 つだけを書けます
  • 検索エンジンとショーケースに載るのは公開のレポートだけです。ショーケースでは、ほかの人が公開したレポートをキーワードや使ったデータセットで探せます。キーワードは書き手の名前にも当たります。既定の並びは「おすすめ」で、スターの数と公開の新しさから決まります。気に入ったレポートにはスターを付けられます。search: false にすると、公開のままでも検索結果とショーケースに出なくなります(URL を知っている人は開けます)

SQL が読めるもの

レポートの SQL が読めるのは、datasets に書いたデータセットだけです。読む人がアップロードしたファイルや、ほかのサイトの URL は読めません。

非公開のデータセットは、レポートを持つアカウント(個人か組織)のものを読めます。図表が表示されるのは、そのアカウントのメンバーが開いたときだけです。ほかのアカウントの非公開のデータセットは、datasets に書いても読めません。ほかの人のレポートを複製したレポートも、非公開のデータセットを読めません。

1 つのブロックに書ける SQL は、SELECT 文 1 つだけです(末尾の ; 1 つは構いません)。セミコロンで区切った複数の文はエラーになります。途中の結果を使いたいときは、WITH を使うか、sql id=<名前> のブロックに書いて別のブロックから <名前> で参照してください。実行できない形の SQL を見せたいだけなら、sql run=false のブロックに書くと実行せずにコードとして表示します。

公開範囲

公開範囲 見られる人
非公開 自分だけ
メンバー限定 レポートを持つ組織のメンバー(団体プランの組織だけが選べます)
公開 誰でも(ログインなしでも開けます)

メンバー限定は組織の機能で、団体プランの契約がある組織アカウントのレポートだけで選べます。契約が切れても、すでにメンバー限定のレポートの見え方は変わりません。

新しいレポートは非公開で始まります。保存して見た目を確かめてから、公開範囲を「公開」に変えて共有してください。

公開のレポートでは、公開されているデータセットだけを使えます。

公開用の名前を付ける

編集画面の「公開用の名前(任意)」に名前を入れて保存すると、公開のレポートは queria.io/reports/<ハンドル>/<名前> でも開けます。名前は英小文字・数字・ハイフンで付けます(edit は使えません)。

  • 公開のレポートに名前を付けると、レポートの正式な URL は名前の付いた URL になります。queria.io/reports/<ID> を開いても、名前の付いた URL に移ります
  • 非公開とメンバー限定のレポートは、名前を付けても queria.io/reports/<ID> でだけ開けます
  • 名前はあとから変えたり、空にして外したりできます。名前を変えると、前の名前の URL は開けなくなります

図表の結果

保存すると、本文の SQL を実行し、図表の結果をレポートと一緒に保存します。保存ボタンが「図表の結果を作成中…」の間は少し待ってください。「待たずに開く」で先にレポートを開くこともできます。

本文を変えずに結果だけを作り直したいときは、編集画面の「図表の結果を作り直す」を押します。

読む人には、保存した結果がすぐ表示されます。図表の下には「作成者の実行結果」と実行した日付が出ます。「プレイグラウンドで開く」を押すと、その図表の SQL が新しいタブで開き、今のデータで実行し直したり書き換えたりできます。データが更新されていると、数値が作成時と変わることがあります。

図表の下の「使ったデータ」には、その図表の SQL が読んだテーブルが並びます。押すとデータセットのページでそのテーブルが開き、列の説明や出典を確かめられます。

表の上のフィルタ・ソート・ピボットで、読む人も表を絞り込んだり集計したりできます。操作すると、条件を表の全部の行にかけて表示し直します。レポートの中身は変わりません。条件を全部外すと作成者の結果に戻ります。

非公開のデータセットを使うレポートは結果を保存しません。読む人が開くたびに SQL を実行して表示します。

PDF に書き出す

レポートの右上の「PDF に書き出す」を押すと、ブラウザの印刷画面が開きます。送り先で「PDF に保存」を選ぶと、今の表示のまま PDF にできます。地点を動かした地図や、絞り込んだ表もその状態で出ます。

PDF には、レポートの URL、書き出した日時、図表の結果の時点が入ります。サイトのヘッダーやボタンは出ません。ダークテーマで見ているときは、書き出しの間だけライトに切り替わります。

PDF への書き出しは Pro の機能です。ボタンには Pro の印が付いていて、無料プランで押すと料金ページが開きます。

上限

  • 画像は載せられません
  • 本文は 200KB までです。使うデータセットの数に上限はありません
  • 1 つのアカウントが持てるレポートは 500 までです

CLI や AI から作る

手元で書いた Markdown は queria report create report.md で、AI からは MCP の create_report でレポートにできます。詳しくは CLI リファレンス と MCP ツールリファレンス を参照してください。

削除する

編集画面の「削除する」で消せます。消したレポートは元に戻せません。消したレポートに付けていた公開用の名前は、ほかのレポートに付けられます。

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